つれづれなる概説

◆デュポンとEPAの喧嘩話


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EPAニュースリリース和訳「デュポンにペナルティーを課す用意がある」

 EPA施行・遵法局(OECA)は、有害物質管理法(TSCA)の二つの違反と資源保護・復帰法(RCRA)の一つの違反についてE.I. DuPont de Nemours and Company (デュポン)に対する行政処分を講じています。これらの違反は、1981年の6月〜2001年の3月に、化学物質による人間の健康影響あるいは環境影響の実質的な危険に関してEPAに情報の報告の度重なる怠慢から構成されます。当該会社は、TSCAによってそのような情報を直ちに報告することが要求されます。EPAはデュポンが情報を報告しなかった間、1997年1月30日以前の違反について1日当たり25,000ドル、違反の発覚後について1日当たり27,500ドルまでの課徴金を求めさせる権限を有します。EPAは、人工化学物質Perfluorooctanoic acid (PFOA: ペルフルオロオクタン酸)に関して、当該会社がすでに得ていた情報を当局にデュポンが提出しなかったと申し立てます。PFOAはいくつかのTeflon(R)製品を含むフッ素共重合体の製造工程の中(デュポンのワシントンワークス工場(ワシントン、ウェストバージニア))で使用されます。

 1981年には、当該会社は、ワシントンワークス工場の妊娠している労働者から得られた血液サンプル中にPFOAを発見し、少なくとも1人の女性では胎児へ化学物質が移行したことを知り得ました。デュポンは、1980年代中頃にワシントンワークス工場近くのウェストバージニアとオハイオの自治体で公共水道中に化学物質を検出しました。1991年までに、デュポンは、地域住民への影響がまずないと示された会社独自の曝露ガイドラインより大きなレベルで水道水中に化学物質があったという情報を持っていました。1997年には、デュポンが、EPA発RCRA許可の条件の下で、そのような情報の要請にもかかわらず、会社がPFOAに関して持っていたすべての毒性学上の情報をEPAに提供しませんでした。オハイオとウェストバージニアで市民を代表して集団訴訟に取り組む弁護士は、2001年にEPAにこの情報をもたらしました。

 デュポンがPFOAに関して得ていた情報はよりよくPFOAを理解する当局の進行中の業務に関係がありましたし、今後も引き続きあります。2003年4月以来、よりよくPFOAの排出源と曝露経路を理解するのに必要な情報を発展させるために、EPAは、デュポン、3M、他の会社および利害関係者と協力的に仕事をしています。この公的成果は、人の健康と環境を保護する適切な自発的、規制的アクションを、もしあれば、当局が決定するのを支援する情報の発展に結びつくでしょう。この正確な科学的レビューは、PFOAについての将来の規制措置も公衆衛生の保護であり、最良の科学的情報に支持されることを保証するでしょう。EPAは改訂リスク評価 (それは当局の科学諮問委員会によって公的ピアレビューにより2004年秋にリリースされるだろう)を完成するために働いています。当局のPFOAの進行中の評価に関してもっと学習するためには以下のURLを参照ください。[http://www.epa.gov/opptintr/pfoa/]

[原文]
[新聞報道:毎日新聞]

[2004/07/09]

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